こんにちは、ティーダです。
今回は、入社してはいけない内資製薬を11社選んで、それぞれの理由について述べていきます!
炎上しないで欲しい。。
私は毎期内資製薬各社の決算や、ベンチャー企業も含めた様々な製薬業界のIR資料を見ています。
そんな私が選んだ「入社しない方がいい内資製薬」を紹介するので、普通に製薬で働いている方よりも説得力があるはずです!
この記事で紹介した情報を参考に新卒就活や転職に利用して貰えると幸いです。
また、主要内資製薬の最新決算情報をサクッと見れる記事も以下にあるので是非読んでみてください!
絶対入社してはいけない日本製薬企業ランキング
さて、ここからは入社してはいけない製薬企業を各社の理由と共に紹介していきます。
第一位:武田薬品工業
武田薬品は入社しない方が良いですね。
自社由来の製品が出せないということは、大型製品の特許切れに対して、今後も負債を抱えたまま、買収を繰り返していくしかないということです。
もちろん博打的にヒット製品を導入出来れば良いですが、そのスタイルは海外メガファーマとも競合する方法で、メガファーマと戦って生き残っていくビジョンは見えているのでしょうか?
第二位:大塚製薬
大塚製薬は入社しない方が良いですね。
研究職として入社する場合の懸念は立地ですね。
数人は徳島の田舎に慣れずに転職している方を見たことがあります。
(もちろん、気にしない方は全然大丈夫です。)
また、最近は積極的な買収や提携もありますが、なかなか芽が見えていない現状です。
私は東京生まれヒップポップ育ちなんで田舎は苦手なんです
第三位:アステラス製薬
アステラス製薬は入社しない方が良いですね。
イクスタンジはピーク時には6000~7000億円を予測される素晴らしい薬です。
しかし、イクスタンジを埋める次世代製品は2022年現在でまだありません。
また、次世代領域の柱の一つして考えている遺伝子治療分野に対してかなり大きな投資をしているにも関わらず開発中止が目立ちます。
クリフが乗り越えられない場合は、企業としての価値は下がるでしょう。
第四位:第一三共
第一三共は入社しない方が良いですね。
第一三共のADC技術については世界トップの技術力を持っていると思います。
しかし、他の成長戦略として核酸医薬やバイスペシフィック抗体、希少疾患が紹介されていますが、なかなか芽が出てきません。
おそらく研究費がADCの臨床試験に回されており、新規技術の開発に資金投入が出来ていないのでしょう。
そうなると企業としての長期的な成長性という点では不安が残る状態ですね。
第五位:中外製薬
中外製薬は入社しない方が良いですね。
最終、ロシュ社にグローバル治験をお願いすることから、ロシュグループ内で開発品の競合に勝たねば開発は出来ません。
その点は全体的にロシュ社に権限を握られているとも考えられるので、他社に比べて自由は少ないですよね。
ちょっと絞り出すのがキツいぞ。。。
第六位:エーザイ
エーザイは入社しない方が良いですね。
レカネマブはPh3でPoCを獲得したのは記憶に新しいニュースですね。
しかし、今回の治験結果に対して臨床的な薬効の意義についてはまだ疑問が残るところです。
安全性懸念についても少し不安が残ります。
アデュカヌマブのように承認後に売りが立たない可能性もあります。
それらを含めると、2026年のクリフを乗り越えられる算段がまだ立っていないと考えられます。
また、今回のアルツハイマーでの治験などを見ていてもアルツハイマー病などに大きく投資しているエーザイの開発戦略はなかなかリスキーな投資と言えるかもしれません。
第七位:住友ファーマ
住友ファーマは入社しない方が良いですね。
ulotarontがもし失敗したら住友化学への吸収がかなり現実的になってきます。
ulotarontが成功したとしても、ラツーダレベルまで売上が上がらない間は厳しい経営を強いられます。
また、ulotaront自体は住友ファーマの自社由来品ではなくサノビオン社を買収時に獲得した製品なので、結局自社でヒット製品を出す力については疑問が残るところです。
第八位:田辺三菱製薬
田辺三菱製薬は入社しない方が良いですね。
自社で薬を出せず、売上は外資からのコプロに頼っている現状だと思います。
そのため、外資からのコプロが切れた瞬間に数百億が吹き飛ぶ経営です。
また、研究開発戦略なども他社に比べて漠然としたもので、独自性や革新性は見られません。
そのまま、明治や東レ、ヤクルト、帝人などの大きな資本の下にある一製薬企業になってしまう気がしますね。
第九位:協和キリン
協和キリンは入社しない方が良いですね。
主力であるグローバル3製品は現在は堅調です。
協和キリンは抗体技術では国内では上位にいるかと思います。しかし、次世代抗体技術への展開に少し懸念があります。
また、抗体以外のモダリティへの展開も現状では断念しており、将来性も不安が残ります。
次のフェーズに移るためにもう一皮むけたいところですね。
第十位:小野薬品工業
小野薬品工業は入社しない方が良いですね。
小野薬品はとにかくポストオプジーボが心配の種です。
これを打開できない限りはオプジーボとフォシーガで6割以上を占める製品売上高の大半を失うことになります。
また、せっかくオプジーボで切り開いたがん領域の強みを生かせず、がん領域の開発品の数は少ないですね。
継続的にヒット製品を出せるプラットフォームを持っていないのは一つの欠点だと思います。
第十一位:塩野義製薬
塩野義製薬は入社しない方が良いですね。
ゾコーバは、ゾフルーザと同様に世間からの注目と乱用によるウイルス耐性化に不安あります。
コロナワクチンは海外ワクチンがこれだけ入っている中で国内でどこまで売上が立つのかが不安です。
感染症以外の注力領域として神経疾患を入れていますが、自社発で売りが立つ製品はまだ出ていません。
最後に
今回は絶対に入社しない方が良い内資製薬を各社への理由と共に紹介してきました。
まあ、釣りタイトルだったんですけど。。。
上で出した理由の大半が冗談ですよ!!
いつも褒めている企業の欠点を探す作業は非常に苦労しました笑
主張としては、
- 主要内資製薬でも、大なり小なり課題・将来的不安があり、完璧な企業なんて存在しない
- 自分の所属する会社の潜在的リスクは絶対に把握するべき!
ということです!
今回紹介した各社の課題や不安要素を頭に入れた上で、最終的には自分で判断して入社する会社を決めてもらえば良いと思います。
では、次回の「絶対に入社するべき内資製薬11選」の記事でお会いしましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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